【レビュー】The Survivalists (サバイバリスト) ~サルの手も借りたい? 開拓が楽しい!無人島サバイバル~

ゲームレビュー

基本情報

・ジャンル:アクション/アドベンチャー/サンドボックス
・DL容量 :1.1GB(パッケージ版もあり)
・通常価格:2,750円(セール有)
・言語  :日本語対応
・メーカー:Team17
・ハード :Switch/PS4/XboxOne/Steam

どんなゲーム?

①無人島に漂流。食料と拠点を確保して生き延びよう
②サルを仲間にして作業を手伝ってもらおう
③ヒントを集めて島から脱出しよう

自由度が高いサバイバルアクションゲームです。

どこか懐かしい2Dグラフィックや8bitテイストの音楽は
往年の名作「サバイバルキッズ」を彷彿とさせます。

サンドボックス要素もあり、素材を集めて道具や建材をクラフトして
基地を作ることもできます。(これが結構な時間泥棒です 笑)

最初は最低限の食料を確保するのも大変ですが、
途中で仲間になるサルに指示を出すことで作業を手伝ってくれます。
指示は直前に自分がした行動をまねさせるという形です(通称「猿まねシステム」)

目的は特に明言されず、サバイバルを楽しむのもよし、
ひたすら島の開拓するのもよし、宝探しをするのもよし
です。

島を脱出したいならいろいろなところに散らばるヒントを集める必要があります。

筆者のクリアまでのプレイ時間は約50時間でした。
単純に脱出を目指すなら15時間くらいあればで可能だと思います。
(・・・ということは25時間くらい色々作って遊んでたと・・・(;’∀’))

ここが良かった!おすすめポイント

ゲームバランスが絶妙!不便な生活が便利になっていく心地良さ

ゲームはいきなりハードすぎるのもやる気がなくなるし、簡単過ぎてもつまらない・・・
そう、特にこの手のサバイバル系ゲームで重要なのは、
スタート直後の程よい不便さ(ストレス)をプレイヤーの努力で段々と解消していく過程」です。

この「サバイバリスト」はそのあたりが絶妙な加減であると思います。

ゲームスタート直後はまず食料に困ります。
近くにある食料だけでは底をつき、少しのアクションですぐ空腹になり危険な状態になります。

アイテム単体で食べると回復効率が悪いので、複数のアイテムを合成して効率が良い「料理」を作ったり、回復効率が低い木の実をエサにして効率が高い肉を確保するために罠を開発したりすると、徐々に空腹から無縁な生活になっていきます。

そうなると段々と活動範囲が広がり、サルを仲間にできるようになります。
サルはエサが不要で労働力が単純に2倍になるので作業効率が倍増します。
このサルが2匹、3匹と増えていくと、「少し拠点を充実化させてみるか」といった余裕が生まれてきます。

こういった便利になっていく過程の心地良さが「サバイバリスト」の大きな魅力です。

壁や床、ドアなどをクラフトして自由に配置。自分だけの島を作れる!

木や草、鉄鉱石などの素材から壁や床などの建材をクラフトして、組み合わせることでオリジナルの拠点を作ることができます。
最初は小さい小屋レベルですが、人手(サル)が増えてくると素材も集めやすくなるので、要塞やちょっとした町まで作れます。

さすがにマインクラフトのレベルのような自由さはありませんが、島の探索で要所要所に拠点があった方が便利なのでついつい拡張させたくなる楽しさがあります。

ここはいまひとつ・・・

サルに行動を指示する方法が少し面倒

本作の大きな特徴であるサルに作業を指示する方法は、
猿まねモードを起動した後に自分がサルにしてほしい行動をする」というものです。

このシステムは新鮮で面白く、サルの数が少ないうちはあまり気にならないのですが、数が多くなって部隊を編成したい(例:木を切る部隊と切った木を箱にしまう部隊)時に操作が複雑になって少々面倒です(しかもたまに指示を失敗してみんな同じ行動をしだす)。

また木を切るならオノ、石を割るならツルハシというように道具を1匹ずつ渡さないといけない(しかも壊れる)ので、その点も結構面倒でした・・・

他に複数へ指示を出すゲームというとピクミンを思い出しますが、
あれはボタン1つで部隊を分けたり、指示を出せたのでそこまでストレスが感じなかったのかなと思います。

指示を出す少々複雑な工程もゲーム性のうちとも捉えられるので、この点は賛否が分かれるところかもしれません。

ゲーム進行が単調になり気味

そもそも論でこの手のゲームは、資源を取って来て→アイテムを作って→それを使って開拓して→また資源を取って来て・・・の繰り返しなので単調な「作業ゲー」になりやすいです(筆者は作業ゲーが好物なのでむしろ良さなのですが)

また、本作の島には複数のダンジョンがあり、最奥にはお宝や脱出に必要なアイテムがあります。謎解き要素も多少ありますが、内容はすべてのダンジョンでほぼ共通なので流石の筆者も正直、ちょっと飽きを感じました。

もう少しバリエーションに富んだ仕掛けやモンスターがいた方がもっと良かったなと思います。

その他のポイント

・オンラインで最大4人プレイまで可能
・随時内容のアップデートがされている
エンディングが意外な結末でビックリ

こんな人におすすめ

開拓していくゲーム(作業ゲー)が大好き
・サバイバルゲームが好き
・サンドボックス系(マイクラなど)が好き

こんな人は向かないかも・・・

単調なゲームが苦手
・説明不足に耐性が低い人(システムがわかりにくい部分あり、慣れるまで時間がかかります)
・自由すぎて何をしていいかわからなくなる人

あとがき

GBの「サバイバルキッズ」好きの筆者に久しぶりにヒットしたサバイバルゲームでした!
サバイバルゲーム好きな人は一度、是非触ってみてください(^-^)

任天堂公式サイトはこちら https://youtu.be/YsEmt5qKvVk?t=4

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